脱出ゲームにしよう!というのが固まったので、脱出に必要なギミック、条件を決めます。
特にDestroyの場合はギミックが多く必要になるので、共有している企画ドキュメントへそれぞれギミックネタを書き足していきました。
ここから徐々に、シナリオとギミックをどう絡ませてEDに分岐していくかなども固めていきます。
分岐条件などはSkypeで話し合い、その中のログから役立ちそうなものは企画書へ覚書として記載しておきます。
また、この段階ではまだキャラクターの動きが固まりきっていない事も多いので、キャラクターの掘り下げという名目で妄想をふくらませては、それも企画書へ記載しておきます。
【企画書に書き足してること】
【この工程で出来上がるもの】
この工程では、ゲーム内に必要な具体的な要素が決まっていきます。
Destroyであれば必要なシナリオとEDの条件、それらEDを迎える為に必要なギミック、さらにそれを踏襲するためにどのようなキャラクター行動が必要かという辺りです。
これらを決める中で、システム上で実装出来るものの取捨選択も行われます。
●徐々に掘り下げる(シナリオ班)
この辺でも、シナリオ班の仕事は妄想です。
攻略対象はどんなキャラなのか、どういう性格なのか、何故こんなことを思うのか。
そういうことをひたすら妄想します。
エンディングの内容もこの辺りで考え出します。
そして、そのエンディングに向かうために必要な条件を考える。
これが本編でのシナリオ分岐になりますね。
ちなみにこの時点ではこのくらいの分岐の予定でした。
(※クリックで拡大します)
こいつは酷い。
そしてSkypeでシステム担当さんに「こういう仕様ってできたりする?」と聞いたり、難しそうなら違うアプローチを考えてみたり。
pinetea恒例のうさぎさんと上白糖はどこに突っ込む?みたいな事もこのあたりで決める気がします。
作画担当さんにはひたすら無茶ぶりを投げつけます。
Destroyではドートで相当苦しめてしまいました。
グラサンでボウズでオッサンです。どう考えても私が好きな見た目です。本当に以下略。
あまりに無茶ぶりだったので自分でラフを書いてぶつけてみたりしました。
※クリックで拡大します
半分以上お遊びですね。申し訳ありません。
審議の結果ボウズで落ち着きました。
直前に某超能力系刑事ドラマをまとめて見たのは関係ない筈です。多分。
基本的に私ができる事がpineteaで出来る事なので次々と出される「これしたい」という案をできるか出来ないか判断します。
もちろん自分でも提案します。
決めなかった所は私が適当に入れて、デバッグで調整していく感じになります。
この際びっくりするほどグーグルドキュメントに頼ります。
ちなみにこの頃、Destroyではロイ君に対してチャイナチャイナや愛人になりたいですっ!等々の萌えに対するわがままを叫んでいます。
キャラクターチップきた! これで勝つる! と、キャラクターチップ作って貰ってそれをベースとしてキャラ絵をちまちまと書き始めます。
絵班の場合はキャラクターチップがあれば大体どうにかなります。
けもよめは製作期間があったので落書きも相当数増えていましたが、
Destroyは本当に必要最小限な画像作成のみを行った感があります。
製作終了後、手元にあるのは キャラクターチップから起こしたラフと、そのラフを元にした清書verのみ。
製作段階のラフ※クリックで大きくなります
キャラ絵作成時の修正は、ドートにYシャツ着せたのと、何かニヤニヤしてたウェルガーを黙らせた辺りです。
あとウェルガーがキャラグラサイズだと体操着を着てるようにしか見えなかったので、無理やり柄を足しました。危ないところでした。